DOUBLE OO '96

2021年2月7日

LOVE FOR NIPPON

福島|晴れ

Candle JUNE:ご支援くださったみなさま本当にありがとうございました!!
 
残り3日でしたが無事に達成することができました。

「当初は311をより多くの方々と作りたい!!」
 
「活動資金を集めたい!!」
 
の2つの目的があってわかりづらいと言われました。

『集まらないこの現実が10年の自分の活動結果』
 
途中、そう思って諦めようとしていました。

活動を始めて3年目くらいに限界を感じていました。
 
正直、結婚したばかりで子供も小さく、そんな家族たちを高知に送り届けてから、

毎日物資を積んでは福島へ行く日々のなかでも限界は何度も感じていました。

それでも最悪な状態の福島からネオン輝く東京に帰るたびに違和感と罪悪感を感じ、

諦めずに福島に通い続けました。

「おめたち東京もんの電気をつくってたんだぞ」

炊き出しを一人で行っているときに手伝ってくれた現地のおじさんに言われました。

その時まで原発反対運動をしていた自分が恥ずかしくなりました。

多くの反対派が福島ではなく国会議事堂前に集まり、原発反対運動で盛り上がり

「福島は危険だ」「東京すら危ない」そう言っていました。

これまで行っていた自分の原発反対運動を反省しました。

目の前のおじさんに謝りました。


 
これまでの活動はずっと、自分が当事者ではない立場でやってたかっこつけだったと反省しました。

だから
 
『どんなことでも自分にできることをしよう
 
そしてできないことはできる人にお願いしてでもやろう』
 
そう決めて活動を続けました。

それでも3年もすると関心は薄れ離れていく人が多くいました。

だから諦めるくせがたくさんつきました。

『どうせ無理だろう』
 
そう思いながら、いろんな人にお願いをし続けてきた10年でした。


 
きちんとお礼すら言わずに、図々しくお願いばかりしてきた10年だったと思います。

先程、このプロジェクトに関わってくれた仲間たちにお礼を伝えました。

10年経って、いまさら周りの人たちに「支援をお願いします!!」ってなかなか言えないことだと思います。
 
しかも「自分ごとではないのに自分ごとに」してくださったことに感謝しました。

活動を続けたいと思っている本人の自分がお願いすることは当たり前にできることですが、
 
「誰かのために」
 
「JUNEのために」
 
「ラブフォーのみんなのために」
 
「福島の人たちのために」
 
ができるみんなが本当に素晴らしいと思いました。


 
以前のクラウド立ち上げの時も、311当日のステージの上でなど活動を語るトークステージの時にも、目の前にいるみなさんに支援をお願いをする時はいつも「自分のため」に頭を下げています。

でも、
 
「自分ごとではないのに自分ごとに」としてくれたみなさんがいてくれたこと
 
本当に嬉しいんです。

私がずっと活動を続けている理由は、いつの日か、

どんな時でも、どんな人でも
 
何かの問題にぶつかったときに
 
その問題のせいにして諦めたり、愚痴をいったり、誰かと争ったりとするのではなく
 
「じゃあどうしようか!」と考え
 
問題を解決する道を諦めずに見出せるようになる

でもそれはきっと一人では難しいことから
 
隣にいる人が「自分ごとではないのに自分ごとに」なって
 
一緒に考え、行動する

まわりに誰もいないで孤独な人がいたらその人の隣人になること

そんなことが当たり前になる世界が作りたいから続けています。

憎しみや悲しみは確かに強いパワーを生み出します。
 
でも、そのパワーの同調や拡張は難しく、それぞれが尖ったものであって決して交わっていきません。

10年が経つ いまさらの311への支援

みんなが「自分ごとではないのに自分ごとに」してくれて達成した、
 
今、生まれているこの喜びのパワーのほうが
 
みんなで同調し高まりあっていくパワーになるのだと思います。

発災当初に生まれていた大きな支援の波は起きた出来事の大きさに比例して、それぞれが反応したパワーでしかありません。

でももう、そんな大きな波もないなかで生まれるパワーというものは強く持続性が生まれるものだと信じています。

911や311など、悲しみから生まれるパワーではなく
 
そこで助け合い、喜び合い、学び合ったパワーこそが
 
これからの子供達に残していくべき世界だと思います。


 
2月11日までにあらためてみなさまへお願いがあります。

3月11日にたくさんのキャンドルを灯します。
 
そこにみなさんそれぞれの311への想いを書いて送ってください。

311のことではなくても
 
コロナによって大変な状況に陥っている隣人への勇気づけるメッセージでも
 
子どもたちへのメッセージでもかまいません。

「311のあの時なんの支援もできなかった」
 
そう言って8年目に活動に参加してくれた人がいます。

自分からしたら『ずっと想っていてくれてありがとう』です。

10年のこの時に支援ができるこの機会をどうか多くの隣人に伝えてください。

たくさんの想いが集まれば、そのお金でたくさんの想いを311に灯します。

2月11日の夜までまだあります。

もっともっと多くのみなさんの想いを311に灯したいので、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。


 
達成までご支援してくださったみなさま
 
情報を広めてくださったみなさま
 
支えてくれた仲間たち

本当にありがとうございました。


 

 

 

LOVE FOR NIPPON クラウドファンディング

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