amachi.
Collection 014/SS2024
“ Phenology ”
ツバメの飛来、桜の開花、河の凍結など
すべての生態学的現象は季節の移ろいとともに始まり、終わる
動物、植物、自然現象、それぞれががもつ周期性
常に変化しながら、様々な組み合わせとして現れる “風景”
そのリズムや移り変わりそのものをテーマにしたコレクションを創ってみたい
そう考えていた頃、“季節学” と呼ばれる学問が存在することを知った
膨大なフィールドワークをもとに
動植物と自然環境の相互関係や連鎖を観測し研究する分野である
対象は自然界に留まらず、人々が夏服・冬服を纏う初日/末日を観測するなど
人間社会への観察をも含んだ
まさに “万物が気候に応じて変化するありさま” をとらえる学問であった
一年を二つのシーズンに分け、およそ半年間のワードローブを
一つのコレクションとして発表する周期の中で
私たちなりに、季節と向き合い、思考する
これまで当然のように繰り返してきたことに改めて向き合う “季節学”
冬枯れから春へ向かう時期、ツバメや花々が見せるある瞬間の色の組み合わせのような
心に残る情景に感性をゆだねて表現したシーズンとなった
model 178cm 68kg
Swallow’s Nest Knit - Grass | 5/M
Side Slit Shirt | 5/M
Lot.0-38 Waist Overall | W36inch(L32inch)
福岡|天神|曇り
Takaya:春を告げる木が"桜"ならば、春を告げる鳥は"ツバメ"というように、春の風物詩として詠まれてきた季語の歴史は衣替えと同じく平安時代に始まったとされています。
侘び寂びにも通づる生活から"美"を見出すこうした精神性は、四季と共に生きてきた日本人に宿るもの。
Collection007 / AW2020 “Notion of Forms”
Collection008 / SS2021 “Taphonomy”
Collection009 / AW2021 “Between bodies and field”
Collection010 / SS2022 “Invisible environment”
Collection011 / AW2022 “Vertical Concept”
Collection012 / SS2023 “Regarding Wave”
Collection013 / AW2023 “Covered”
Collection014 / SS2024 “Phenology”
これまでのお取り組みを辿ってみても分かるように、amachi.から感じるのはこうした美徳。
今シーズンは、繰り返し四季の巡りと対話を続けてきたことに改めて向き合ったもの。
そんな今コレクションテーマ「Phenology」の象徴となるモチーフが"ツバメ"。
軒先に巣を作る"ツバメ"は人の生活に出入りする珍しくも身近な動物です。
飛来し、巣を作り、子を育て、巣立つ。
「Swallow’s Nest Knit - Grass」には、こうした一連の光景が留められています。
従来のニットの裏面を表面として使用し、編みのループに和紙のコードを通すことでツバメの巣を表現。
そのため裏返すとプレーンなニットが現れます。
このように移り変わる様にも趣がありますよね。
生活に見る美しさ。
amachi.と共に一日、一月、一年というように過ごし、当前のように繰り返すことに改めて向きあい思考してみては?
amachi.
Swallow’s Nest Knit - Grass
HAND PROCESSED GARMENT:1478
Beige
5/M
90% Cotton 10% Linen
THREAD 100% Japanese Paper
Side Slit Shirt
Off White・Stone Gray・Gray Green
Green(3rd Edition)・Rhododendron Red(3rd Edition)
4/S・5/M・6/L
100% Linen
STABILIZER GNZ
Lot.0-38 Waist Overall
White
W30・32・34(L-30)34(L-32)
100% Cotton