"HAND PROCESSED GARMENT" No.709
福岡|天神|曇り
Takaya:樹木にフォーカスしたCollection007 “Notion of Forms”。
樹木が化石化した物を珪化木と呼びますが、そんな物質の形態変化を追うことから深化したのが今シーズンのテーマ Collection 008 “Taphonomy”。
そのきっかけとなった珪化木をモチーフに製作された「Petrified Wood Top」は、重厚なダック生地を樹木の年輪や地層が積み重なるように幾重にも縫い合わせることでコレクションテーマを表現。
トップボタンには"Elise Gettliffe"の磁器の作品があしらわれ、最後にデザイナー 吉本天地氏が自らステッチワークを加えることで完成に至った大作です。
今作には、HAND PROCESSED GARMENTの証としてNo.709とナンバリングされています。
amachi. × Elise Gettliffe
「Petrified Wood Top」
COLOR:Charcoal Dye
SIZE:5/M・6/L
MATERIAL:Cotton 100%
PRICE:¥260,000(tax in ¥286,000)
Collection 008 “Taphonomy”
生物が石化していく過程・メカニズムを研究する学問を指す言葉
“タフォノミー” をタイトルに据えたコレクション。
昨シーズン、Collection007 “Notion of Forms”で
大きなキーワードとして扱った「樹木」を切り口に、
樹木が腐食し土へ変化していく様や、特定の条件下でのみ起こる樹木の石化現象など、
物質が異なる物質へ変化していく過程をリサーチし、様々な側面から衣服へ落とし込んでいます。
また、フランスの哲学者であり、石の収集家でもあった"ロジェ・カイヨワ"の石への視点、
考察からインスピレーションを得たコレクションでもあります。
特に熱を持って収集していた瑪瑙石や、パエジナストーンの観察から
飛躍して考察される自然と芸術の関係性。
カイヨワが所有していた石の柄や質感をamachi.のフィルターを通し衣服に置き換えることで、
物質が異なる物質へ変化していく様を抽象化して再現しているとも
言えるのではないかと考えます。
amachi.
DESIGNER 吉本 天地 / Amachi Yoshimoto
1993年 アメリカ合衆国カリフォルニアの山奥エルクバレーに生まれ、ミュージシャンの両親の元幼少期を過ごす。
2000年 家族と共に渡日。高校卒業後、国内外のコレクションブランド数社にてパタンナー、ブランドマネージャーなど経験。
2016年 自身のブランド「amachi.」を立ち上げる。ブランド立ち上げに伴い、長野県の山奥に拠点を移す。
2017年3月 1st CollectionとなるCollection001を長野県入笠山にて発表。