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執筆者の写真DOUBLE OO '96

amachi. "Rainy Pattern Knit Cardigan"







































福岡|天神|晴れ


Takaya:自然の中へと繰り出せば雨が降り始めることがある。


特に山の天候は変わりやすい。


ぽつ。。。。。ぽつ。。。ぽつ。。ぽつぽつぽつ。。


一粒一粒の雨が衣服を濡らし模様を描いていく。


シーズンテーマの主題となる"歩行"という行為を通して生まれる事象を留めた「Rainy Pattern Knit Cardigan」は、その模様をトレースして編み変えによって表現した作品。


色合いや素材がグラデーションしたニットは、光の当たり方によって美しく表情が変化します。


シルエットは、ゆったりと纏うことができるたっぷりとしたもの。


クルーニットのフロントを真っ二つに切り落とし、ボタンをあしらったかのようなディテールはamachi.ならでは。






「Rainy Pattern Knit Cardigan」

COLOR:Brown × Gray

SIZE:5/M・6/L

MATERIAL:Wool 77% KidMohair 15% Nylon 8%

PRICE:¥71,000(tax in ¥78,100)


















amachi

Collection009 / AW2021

“Between bodies and field”





「歩行」という日常的でありながら奥深い行為を通して、得られる感覚や思考、

また行為そのものについて。 日々記録し、再解釈することで作られたコレクションです。

「歩行」とは、基本的な移動手段でありながら、

我々の身体と精神の連動性、思考の成り立ちと深く関係し、

空間や土地を理解認識する手段としても機能しています。


デザイナー自身の歩行の痕跡を、衣服に付着する種子、

雨で濡れた衣服の色の変化、日々の散歩で拾い集めた石の形状など、

身体が自然と接する事で発生する要素として抽出し、デザインに落とし込んでいます。


また、人類史的視点からリサーチを深める中、

西洋における「散歩」の起源が庭園にあることに行き着き、

歩くための空間として設計されている庭園をモチーフとした表現も

コレクションの大きな側面として存在しています。



このコレクションが、日々の歩行を捉え直す1つの契機として機能するのであれば、

それはファッションの新たな有用性になり得ると考えます。










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